もしかすると自分が何を望んでいるのかわからなくなってしまった人もいるかもしれません。そこで自分の本当の願望を知るために「自分史チャート」を作成してみましょう。自分史チャートとは、自分がこれまで生きてきた人生を、自分が感じるままに「幸福感」を高低で表し視覚化するものです。
自分史チャートのダウンロードはこちら(自分史チャートの作成方法)
表の横軸は時間軸、縦軸は感情軸としてプラスマイナス0を中心に幸福感(幸せな感情、不幸な感情の流れ)を表します。そして、次の手順に従って「自分史チャート」をつくってみてください。そうすることで、現在の自分を形成する価値観や物事の考え方を理解することができるようになります。
1、感情が大きく動いた出来事を中心に人生を思い出す
あなたにとって転換期となったイベント、人との出会い、良かったことや悪かったこと、強烈に記憶に残る体験など、自分の人生に大きな影響を与えた出来事を思い出してください。
2、その出来事を時系列ごとに〝点〟としてキーワードを記載する
それらの出来事があった箇所(横の時間軸:何年・何歳の時か、縦の感情軸:ネガティブかポジティブか)に点を打ち、その出来事のキーワードとともに記載します。
※キーワードの例:大きな挫折、恩師との出会い、大恋愛、借金、仕事での大成功など
3、それぞれの点を一本の〝線〟でなだらかにつなぐ
2で書き出した点を、それぞれ線で結んで、あなたの人生における「山」と「谷」を描き出してください。
(作成にあたってのポイント)
※自分史のキーワードを記入する際には、あまり深く考えずに、自分がその時「感じたこと」をありのまま書き出して下さい。
※あなただけの真実の運命の歴史を描くために、素直に記入してください。
こうして自分史チャートによって自分の人生の経緯が〝見える化〟されれば、自然とあなた自身のことが浮かび上がってくるはずです。
重要なポイントを例を挙げながら紹介させていただきます。
1、自分の弱みは何か、強みは何か
(例:弱みは飽きっぽいこと、強みは好奇心旺盛なところ)
2、自分にとって大切なものは何か。どんなこだわりが強いか
(例:大切なものは信用、こだわりは時間を守る、予定通りに動くこと)
3、何に喜びを感じ、何に苦しみを感じがちか
(例:自由にやれることに喜びを感じ、束縛されることに苦しみを感じる)
4、時間の経過により自分の価値感や内面はどう変化したか
(例:20代は社会的地位、30代は経済力、40代は自分らしさを重視している)
5、出来事から〝学び〟は得られたか
(例:人間関係のすれ違いを通して、相手の真意をはかる大切さを知った)
この5つを簡単にまとめられれば完成です。後はこのチャートを整理することで、あなただけの本質的な願望が現れてきます。
本来は人生における幸福と不幸は紙一重のもの。しかしチャートに波があるということは、あなただけの明確な判断基準があるはずです。
そこで幸福と不幸を仕分けている、その基準を3つだけ書き出してみて下さい。そして、深掘りしていきましょう。
例えば「お金」だとしたら、「宝くじ3億円当選したい」→「まとまったお金が欲しいから」→「豊かな生活を送りたいから」→「時間や人間関係に悩まされず自由に生きたいから」→「今を大切にしたいから」→「一回きりの人生後悔したくないから」……(答えが堂々巡りになってきたら、はじめて「どうしたいか」を考えましょう。きっと「今○○をやりたい」「✕✕へ行きたい」というように、本質的な願望が現れてくるのです。
実はこれこそがあなたの本当の夢や願いであり、人生のエネルギーの核となる「引き寄せるべき固有の想い」なのです。
龍神は人間が放つこの〝(感情)思念エネルギー〟が大好きなのです。そして、このエネルギーをベースに願いを叶えてくれるのです。
ただ、この本質的な願いは、自分個人で完結するものではなかったりします。
人は繋がりの中で生きている社会的な生き物であり、独りではどんなに欲しいものを手に入れても満足できないようにできているからです。
つまり、他者を介して初めて自分という存在を認識し、自己実現(こうありたいという自分になる喜び)を感じると言えます。
そのため、自分史チャートにより現れた本質的な願望は、結果的に誰かを喜ばせることであったり、ひいては社会や世間のためになるであろうということに気づくはずです。
そして、その規模が大きければ大きいほど、その喜びが深ければ深いほど、あなた自身の喜びや豊かさ、満足度も高くなるのです。
これこそが、あなたが他者や世間を巻き込んで叶えたい本当の願望、龍神が叶えてくれる「大我(たいが)」です。
これがわかっているのとそうでないのとでは、龍神のご加護による引き寄せの速度も現実化にも相当な開きが出てきます。
先ほどの「宝くじで3億円当選したい」といった自分個人の我欲のことを「小我(しょうが)と言います。これは自分の中で完結する利己的で狭い欲です。
そのため、引き寄せようと思っても、潜在意識の中のアストラル意識(集合的な感情意識)が共鳴してくれないため、大変な努力を要する上に時間がかかってしまいます。
つまり、龍神のご利益が得られにくいと言えます。
一方で、「大我」の場合は、世間を巻き込む利他的で広がりのある欲です。あなた個人だけでなく、たくさんの人が笑顔や喜びに包まれ、それによって社会も豊かになり、さらにその跳ね返りによりあなた自身も「小我」の何十倍、何百倍も深い幸福感を得られるでしょう。
龍神の現世利益を100%授かる上では、自分で自分の素直な望みを知り、それが世間や他者を巻き込んであなたが幸福感を得られるような望みを〝祈願〟することを推奨します。
なぜなら、龍神の加護をストレートにいただけるため、叶う可能性が飛躍的に高まる上に速くて簡単、そして叶えた後に確実に幸せになれるからです。
これこそが「龍と共に生きる」ことであり、勢いとツキの流れを活かす生き方ともいえるのです。
【メモ記入例】40代女性
(感情が大きく動いた出来事)
0歳 一般的な普通の家庭に生まれる
3歳 ポットのお湯で足にやけど、覚えていないけど跡が残る
8歳 引っ越しで転校、友達と会えなくてつらい
11歳 絵で賞を取って褒められる
14歳 部活が楽しい、仲の良い友達もできる
16歳 第一志望の高校じゃなくて憂うつ
17歳 初めて彼氏ができて楽しい時
18歳 田舎から都会の大学に行くために勉強→落ちる
20歳 第2志望の大学に入学
23歳 サークルとバイト三昧、看護師になる
24歳 仕事がきつくて辞めたい
26歳 仕事で感謝される、やりがいを感じる
27歳 恋愛結婚する、幸せな時期
28歳 女の子を産む、仕事を休んで育児に
30歳 夫の浮気が発覚、一番苦しかった時期
32歳 実家に帰る、転職して他の病院で勤務
34歳 役職がつく、子供が小学校にあがる、娘の成長が楽しい
35歳 夫と離婚、母子家庭に
37歳 今の夫と出会って付き合う
38歳 父が病気で亡くなる、今の夫と結婚
40歳 娘がちょっと反抗期
(ポイント)
1、自分の弱みは何か、強みは何か
→弱みは根に持つところ、強みはひとつのことを続けられるところ
2、自分にとって大切なものは何か。どんなこだわりが強いか
→娘が一番大切で好きな道に進ませてあげたい、こだわりは仕事を続けること
3、何に喜びを感じ、何に苦しみを感じがちか
→喜びは安定した家庭、苦しみは家族の不仲
4、時間の経過により自分の価値感や内面はどう変化したか
→昔と比べたら、だいぶ穏やかになり包容力がついた
5、出来事から〝学び〟は得られたか
→貯蓄しておいてよかったのと、人を中身で選ぶようになったこと
もう一度チャートを見て幸福と不幸を仕分けている自分の判断基準は何かを考えてみます。3つだけ書き出してみましょう。
(例)
子供のためにも父親が必要
認められる仕事をしなければいけない
娘には不自由をかけたくない
そうするとあなたの本質的な願望が見えてきます。
(例)
家族が仲良く安定した暮らしを送ること
娘との時間をつくること
将来への貯蓄