
自灯明シートとは、問題となった結果(「果」)を因果関係から見て「どうして?」で繰り 返し問い、人間関係・仕事の進め方や間接的な条件(「縁」)を掘り下げ、問題となった事 象の背景に潜む本質的な原因(「因」)を自分の力であぶり出す分析手法です。
具体的には、発生した(もしくは潜在的な)問題の事象に対して「どうしてその事象が発 生したのか?」を問い、その答えに対してさらに「どうして?」を繰り返し問うというやり方で、問題の要因を掘り下げて観察します。
その結果、問題の“本質的な原因”があぶり出され、その原因に対して対策を打つことで問題の再発を防止することが可能になります。
これを「因果応報の諦観(ていかん)」といいます。
よく、「本質的な原因にたどり着くには、なぜを5回繰り返せ」などと言われます(トヨタ式問題解決の手法)。
本質の原因にたどり着ければ5回でなくても良いのですが、「どうして?」と5回を繰り返すくらい要因を深く掘り下げるのが、自灯明シートの特徴です。
掘り下げた「どうして?」は、配布する図のようなフォーマットに記載して“見える化”するのが通常です。

自灯明シートは「問題」からスタートします。
効果が高い因果関係の分析を行うには、適切な問題(望まない結果)が抽出されている必要があります。
そこでまず問題発見から進めるといいでしょう。
そのために、問題発見の4ステップと記入するうえでの8つのポイント、そして「飲酒運 転」を記入例としてご参考下さい。


自灯明=自分の力で物事の本質を明らかにして
因果関係=原因と結果の関係性を
諦観=明らかにして観ることにより
良い種まきをして幸せな結果を手に入れていきましょう。
【本質をついた問題を発見する4ステップ】
ステップ1:あるべき姿を的確に描く
ステップ2:現状を分析する
ステップ3:現状とあるべき姿のギャップを解明する
ステップ4:問題を深掘りする
そのうえで、下記に則って書くと意味あるシートになると思います。
【記入するうえでの8つのポイント】
●ポイント1:「事象」や「どうして」は事実を一つだけ書いて表現する
●ポイント2:出だしの「どうして」はシンプルに表現する
●ポイント3:逆から読み返しても論理的につながるように「どうして」を展開する
●ポイント4:並列に挙げた「どうして」が全て発生しなかったら、親(大元)の「事 象」は発生しないか確認する
●ポイント5:誰もが同じイメージを描ける「どうして」を表現する
●ポイント6:個人的な話には「どうして」で踏み込まない(我が絡み複雑になるため)
●ポイント7:真の原因を見いだすまで「どうして」を繰り返す
●ポイント8:現場・現物で「どうして」を検証する
「因・縁・果」この考え方が自然とできるようになれば、 あなたの人生はきっと豊かに、 苦しみのない日々を送ることができるようになるはずです。
あなたの毎日が幸せに包まれますように。 心を込めて。
脇田尚徳